借用書の書き方について

先日は内容証明や公正証書の活用といったノウハウの一部といっても、ほとんど暴論を出してしまいました(笑)

今回はワタクシ、秋山元明に寄せられた誰にでも起こりうる債権回収についてのお話しをしたいと思います。
「友人にお金を貸したけど、返してもらえる見込みがない。借用書？そんなのないよ」
こういったパターンのご相談、けっこうあります。
大切な人、親しい人からこういった相談を受けたことがあるんじゃないかなと思います。

どう回収するかといったら、まずは証拠作りから始めるのが良いと思います。
「その証拠としての借用書がないじゃない。お話にならない！」という声が聞こえてきそうですね。
既に債権債務の関係が始まっていたとしても、先日お話しした「債務の承認」をしてもらうことで、充分に証拠づくりの一つとなります。
※先日は公正証書の一部としてお話ししましたが、公正証書にするかどうかは当事者様にお任せします。
その証拠に念書など一筆という形で書いてもらってください。
その「一筆が解らんのですよ！」と怒られそうですが。
（実際、なんども言われています　苦笑）

念書の基本は以下の事を忘れないように記載することをお勧めします。
①念書を作成した日付
②貸主の住所と氏名
③借主の住所と氏名
④いくらのお金をいつ貸したか
⑤いつまでに返済するか

以下はオプション
⑥利息の額はどうするか
⑦遅延損害金はどうするか
⑧連帯保証人は何人付けてもらえるのか

オプションの部分（連帯保証人以外）は利息制限法という法律の制限があるので、しっかりと勉強した上でなければ素人さんは軽々しく記載しない方がいいですよ。


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